クラミジア
クラミジアとは?
クラミジアは症状がほとんどないので気がつかないことが多いです。
クラミジアという病気は、すでに感染している人と性的な行為(セックス、オーラルセックス、アナルセックス)をすることで感染してしまう性病の一つです。
感染部位は男性の場合は尿道や肛門、女性の場合は膣、また男女共通としてのどへの感染もあります。
性感染症の中でも最も感染者数が多く、ポピュラーな病気といえます。
どうやって感染する?
クラミジアの感染経路は、セックス・オーラルセックス・アナルセックスなどあらゆる性行為です。
クラミジアは、感染した人の精液・腟分泌液などに存在するので、そこに接触することで感染します。 また、出産時に母子感染する場合もあります。
感染場所は?
- 性器
- 咽頭(のど)
- 肛門、直腸
- 結膜(目)
どんな行為で感染する?
- 腟性交で、性器に感染します。
- オーラルセックス(フェラチオ、クンニリングス)で、咽頭(のど)、性器にも感染します。
- アナルセックスでは、肛門・直腸、挿入側の男性器に感染します。
- 感染した人の体液がついた手で目をこするなどした場合に、目に感染することもあります。
クラミジアの症状は?
男性の症状
- 軽度の尿道掻痒感(かゆみ)や不快感
- 軽度の排尿時痛
- 尿道から少量の分泌物(漿液性~粘液性)
- 精巣上体の腫れ
女性の症状
- 帯下(おりもの)の増加
- 不正出血(生理時以外の出血)
- 下腹部の痛み
- 性交時痛
クラミジアの検査方法は?
クラミジアの検査には大きく分けて2種類に分けられます。
クラミジアそのものを調べる検査
クラミジアの抗体を調べる検査
クラミジアの治療方法は?
薬を一回服用します。
↓
約4週間後、再検査で陰性になっているかを確認して治療完了。
クラミジアの予防方法は?
性交渉の際には、コンドームを使用することが予防になります。行為の後は、水分をしっかり摂取してこまめに排尿してください。粘膜に付着したクラミジアを尿と共に流します。
注意点
クラミジアに感染して抗生物質で治療しても、耐性があり除菌できていない可能性があります。
症状がなくなっても、再度クラミジア検査をして、陰性になったことを確認する必要があります。
・パートナーが検査する必要性
クラミジアの感染が判明したら、パートナーも検査して、感染していたら一緒に治療することが重要になります。
自分は完治しても、パートナーも感染していたら、パートナーから感染してしまう(ピンポン感染)可能性があります。
お互いの治療が終了するまでは性行為を控えましょう。